月舟記録

写真で綴る日々の記憶と記録。

環と周

今年読んだ中で一番かと。読後感の良さ、また最初から読みたくなる感じ、よしながふみは来年から新連載もあるらしくて楽しみ。

水ようかんとジャズ

少し前、ラジオで太田光が水ようかんに合うジャズの話をしていました。向田邦子のエッセイの話。たしか「眠る盃」、本棚にあったはず。 今の改訂版じゃない、気がつけば活字が小さい版。そりゃ歳もとるはずさ。買ったの30年前(いちおう平成)。 てことでミ…

山崎とか白州とか映画とか

出先のローソンで見かけて、家の近くのセブンイレブンでも見かけた山崎ミニボトル。さすがに1200円超えると手が出ぬ。 それでこちらを購入。メーカー基準の濃さはどんなんかと。確認したら薄めて飲む。 最近の自分に足りない要素を入れてみようと思いました…

燃え殻

燃え殻の「ボクたちはみんな大人になれなかった」を読み終えた。人生において無条件に認められる時間の大切さってあるよなぁ、というのが大きな感想。あと作者は何気なく描写している風景にとても思い入れがある気がしました。

うそみたいだろ、

庭の桜の木の下に生えたきのこで作ったおそばだぜ。ワイルドだろ?ちゃんと街のきのこ名人に確認して食べられる認定を受けてきた模様。名前も付いてた。地植えパイナップルは乾かしすぎたため台湾パイナップルで再び挑戦中。後ろの植物の方が興味深い人多そ…

最近読んだコミックなど

年末年始に読んだおすすめ本の紹介。 『サトコとナダ』 ユペチカ著 西森マリー監修 講談社(星海社コミックス) アメリカ留学した先のルームメイトはサウジアラビア女子、という異文化交流マンガ。意外だったのは実話ではなかったこと。それでいて読んでいて…

大和市立図書館

ある日、東名高速を走っていると陸橋の垂れ幕に気になる言葉が書いてあった。 「図書館日本一の街 大和市」 ほほう、今度行ってみようと思い立って先日行ってきました。 大和駅すぐ、総合文化施設シリウスの中に6フロアにわたって図書館があります。 1階に…

ルーツ 2

バイクに乗ろうと思ったきっかけは1冊の本でした。「アップル・サイダーと彼女」片岡義男著 オートバイ好きで片岡義男好きというのは、ある意味ベタなところもなきにしもあらずですが、神奈川の片田舎で、ある程度の年頃になると走り屋か暴走族かという周り…

ルーツ

雨模様が続きました。 暑いよりは良いかなと本棚の整理。二輪に乗れない気分を補完する本のご紹介。 ツーリング雑誌「アウトライダー」の連載小説をまとめた短篇集です。オートバイのある風景が描かれていますが、旅の景色だけでなく、生活の中にあるオート…

最近の読書

最近読んで良かった本をご紹介。 「罪の声」塩田武士 講談社 グリコ森永事件をモチーフにしたミステリー小説。どこまでがリアルでどこからが創作なのだろうと、読み終えて考えました。グリコ森永事件の当時、小学生だった私はキツネ目の男の絵と脅迫状の子供…

言の葉の庭

新宿御苑のではありませんが、東屋を見かけると気になるようになってしまいました。 www.kotonohanoniwa.jp 「君の名は。」を見てから気になっていた「言の葉の庭」をDVDで見ました。淡々と物語が進みますが、退屈することなくエンディングの秦基博もハマっ…

雨の日には

先日の村上春樹とイラストレーター展の余韻にひたりつつ パンケーキを食す。コーラはかけません。 雨の日の美術館はいいですね。「映画館を出たら夜」、くらいいいです。けれども 「雨の日の水族館」にはかないません。別格です。デートならなおさら。 個人…

ちひろ美術館

ちひろ美術館・東京 で開催中の企画展 「村上春樹とイラストレーター」を見に行きました。 www.chihiro.jp 7月10日まで、村上春樹の書籍を持参すると入場料800円が100円引きになります。会期は8月7日まで。 村上春樹好きに限らず、なかなかこの作家たちの組…

平野レミ

ちょっと変わっている人、くらいの認識だったり、番組構成がレミさんのキャラクターに頼りすぎていないかと、きょうの料理好きとして最近思ったりする。 これを広く薦めて、世の中の平野レミ観を変えたい。 ド・レミの子守歌 (中公文庫) 作者: 平野レミ 出版…

64 ロクヨン

映画化された横山秀夫「64」を読み終えました。 映画版が前後編になるのもうなずけるボリューム。それでも映画になることで削っているところはあるのかなあ。こればかりは表現方法の違いなので、それぞれに良いところはあると思います。映画も気になる。し…

4月1日に読みたい本

エイプリルフールネタを考えているうちに午後になってしまったので、代わりにエイプリルフールに読みたいお勧めの本を紹介します。 企業のネタ発表も増えたし。ブラックなのも多くてちょっと…という気分でもありますし。言いたいことも言えないこんな世の中…

読書の腕前

岡崎武志 著『読書の腕前』を読んだ。 読書の腕前 (光文社知恵の森文庫) 作者: 岡崎武志 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2014/10/09 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (13件) を見る 思うように読書の時間が取れない中で手に取ったこの本。 「本は積ん…

町田という街

『町田ほろ酔いめし浪漫 人生の味』というコミックを読んだ。町田で生まれ育った幼なじみの二人が酒を酌み交わしながら人生や町田愛について語る1話完結のストーリー。 神奈川県の県央地域という、県央って呼び方が他所で通じるのかと疑問に思うようなところ…

ため息の行方

職場でここしばらく手伝ってもらっていることがある。お手伝いのその人は作業しながら時折ため息をつく。私はそのため息が気になってしまう。 ため息つくほどなら手伝わなければいいのに。 そう思いつつもその一方で、もっとレベルの高いことをこの人は求め…

山本さん

夫婦別姓を選択できるようにするかどうかの議論がされている。私はよくある名字なので、今までと別の名字を名乗ることに少し憧れがあったりする。 既製品のネームスタンプなどは売れ筋なこともあり在庫が2個入っていたりするが、それが2個とも売れていたり…

彼女のこんだて帖

角田光代の小説に出てくる女性が、理想のタイプだ。あと、古屋実のコミックに出てくる女性も好みだったりする。 角田光代、連作短編小説集、ご飯を作る話、というこれ以上何がいる、という私好みの一冊だったが、帯に大きく書かれた「この小説に救われました…

岡崎に捧ぐ

『岡崎に捧ぐ』2巻が出ていたことに気付く。1巻から読みたかったので書店をまわり無事に2冊購入。懐かしさと切なさと、そんな言葉におさまらない感情にやられる。 この本もあとがきが良かったなあ。早く続きが読みたい。 岡崎に捧ぐ 1 (コミックス単行本) 作…

ブルータス

ブルータス最新号を買う。ダヴィンチも今年を振り返る特集。 また積ん読本が増えてしまう。

気になる本

地球の中心までトンネルを掘る (海外文学セレクション) 作者: ケヴィン・ウィルソン,芹澤恵 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2015/08/12 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (8件) を見る 12月1日付毎日新聞夕刊で、津村紀久子が紹介していた。 自…

業務用へのあこがれ

こんな本を読んだ。 営業バンが高速道路をぶっ飛ばせる理由 作者: 國政久郎,森慶太 出版社/メーカー: 三栄書房 発売日: 2015/09/29 メディア: ムック この商品を含むブログを見る 高速道路をかっ飛ばすプロボックスの速さの理由が書かれている。 業務用とか…

よつばと!13

よつばと!の新刊を買う。確か前の巻はコンビニに併設された書店でフライングゲットしたのを覚えている。あれから2年半、仕事帰りに買おうと思いつつも夜だと頭に入らないからという逡巡の末、本日購入。 おばあちゃんが来訪したことで、よつばの成長をひし…

原田宗典の新刊

原田宗典の新刊が気になっている。 メメント・モリ 作者: 原田宗典 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2015/11/20 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 思春期にエッセイで爆笑し、小説に心を奪われた原田宗典。最近新聞の逮捕記事で久しぶり…

ヨーコさん

運動不足を嘆く人がいる。まず傍らのハサミとかペンとか刺さってるその便利ボックスみたいなのをテーブルからどかすんだ今すぐに!決まったところに置け!そこまで歩くのも運動だ! 人は基本的に自分が可愛いし楽な方に流されがちだ、自分も含めて。世界平和…

POPEYE 2015年12月号

ポパイの最新号、特集は「大人になれば」。池波正太郎の『男の作法』に学ぶ男のあり方を2015年に改めて考える。 これがよかった。ポパイは学生時代によく読んだ雑誌の一つ。当時はまだホットドッグプレスとポパイが両方あって、エッチな特集のときはHDPを読…

火花

又吉直樹の芥川賞受賞からの書店のにぎわいもまだまだ続いていて、本好きの端くれとしてもうれしい。一部では文芸(文学)は終わった、と語っている人もいるが、終わらせた小説がかなりの文芸作品だったならそれでいいじゃんと思う。そもそもにぎわいとか終…