雨模様が続きました。
暑いよりは良いかなと本棚の整理。二輪に乗れない気分を補完する本のご紹介。
ツーリング雑誌「アウトライダー」の連載小説をまとめた短篇集です。オートバイのある風景が描かれていますが、旅の景色だけでなく、生活の中にあるオートバイの物語に当時中学生の私は心を掴まれました。エッセイやコラムが人気だった原田宗典。小説で見せる姿はまた違っていて、沢田としきの挿絵にもグッときました。
古本屋で見かけるたびに買うので手元には何冊かあります。
浮谷東次郎はヤングジャンプの「栄光なき天才たち」という連載マンガで知って興味を持ちました。これは高校生の頃に読んだ記憶が。
「がむしゃら1500キロ」は1957年、筆者が中学三年生のときに東京から大阪に原付で旅をした日記がもとになっています(当時は14歳で運転許可証がとれた)。
若き日の苦悩に共感したことをおぼえています。改めて読んだら印象も変わるのかな。
手元に置いておきたい、自分のルーツとなった本でした。つづく。