月舟記録

写真で綴る日々の記憶と記録。

64 ロクヨン

映画化された横山秀夫「64」を読み終えました。

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映画版が前後編になるのもうなずけるボリューム。それでも映画になることで削っているところはあるのかなあ。こればかりは表現方法の違いなので、それぞれに良いところはあると思います。映画も気になる。しかしながら番宣の多さに若干食傷気味。あと最近の予告編は遠藤憲一に頼りすぎてはいないかい、と。

 

出演者で言うと読み終えた今、映画のホームページを見ているとほぼイメージ通り。主人公が佐藤浩市なのはちょっと男前すぎな気も。ここはNHKドラマ版のピエール瀧のほうがはまっている気がします。あと昭和の終わりなら機捜車両はあのクラウンじゃなくてこっちのクラウンのほうでしょう、いやセドリック、などと劇用車マニアは余計なことを考えて本編に集中できなさそう。

 

それにしても主人公が部署と部署の間で翻弄されながらも自分の意思に忠実に生きることを決意した場面にはグッときました。勝手に自分の境遇を重ねてしまいました。できなかったなー俺。というわけで映画版もきっと見ると思います。後編始まったら一気見しよう。