先日、横浜を散策した日に日産の本社ショールームへ
なめるように見ていたら、「試乗どうですか？」と声をかけられてノートEパワーの標準車に試乗しました。
車好きは昨今の電動化に意見が分かれがちですが、ミニ四駆世代の私は床下バッテリーがもたらす低重心の走りと、京浜急行のようなモーター独特のしょっぱなからトルクもりもり感が気に入りました。発電用のエンジンが唐突に回るのがいまいちですが電車のコンプレッサーだと思えば（笑）。
赤い車体に白いライン（ニスモの逆赤白）で走り出すときにドレミファインバーターの音がすればすぐに買います。京急沿線の日産限定で出ないかな京急コラボ。
「電動ついでにリーフも乗ってみます？」というショールームの方の提案に、受付をしていたら次の枠がいっぱいになっていたようで、
「GT-Rありますけどこっちならすぐ乗れます」との言葉に、二つ返事でお願いしました。大丈夫か？と自問しつつ向こうから言ってくれたので勝手に「選ばれし者」感を感じて舞い上がりました。
写真は試乗したのと同じ2017モデル。570馬力、1170万円！ 1馬力2万円と思えばそんなに高くない、という無駄遣いする人ってすぐ割り算するよねあるあるが頭に浮かぶ。
隣で説明をうけてエンジン始動。ぶおーん、ヒャッハー！匠の手組みが吠えます。普段は5馬力のカブなんでギャップが激しい。一応カブも半分俺の手組みだけどな！
走り出すと街中でも全然ぎくしゃくしなくて、いい意味で普通に走らせられる。2000回転も回さない、それでいてトルクすごい。そして上品。女性が乗っても似合いそう。
「どうですか松任谷さん」と脳内カーグラTVを放送しつつシャアの声で「570馬力、1170万円」が聞こえて緊張。車幅190㎝でも気にならない。アメリカ人がスカイラインに憧れるのもわかります。「ぽっきゅんぽっきゅん」という最近の日産車独特のウインカー音に「家のと（音だけは）おんなじだ！」となぜかときめきました。試乗後半にちょっとだけRモードに入れました。
戻ってきてからも興奮が続く。ショールームの人に深々とおじぎをしつつ帰りました。今年の良き思い出になりました。平日のショールームはお子様連れのお母さんも多く、未来の車好きを育ててほしいなと思いつつ帰路へ。いやあ日産、太っ腹だー。
