最近読んで良かった本をご紹介。
「罪の声」塩田武士 講談社
グリコ森永事件をモチーフにしたミステリー小説。どこまでがリアルでどこからが創作なのだろうと、読み終えて考えました。グリコ森永事件の当時、小学生だった私はキツネ目の男の絵と脅迫状の子供の声が怖かったのを覚えています。この小説は、その声が大きなテーマになっています。
鬼平好きな人はもちろん、これを読んで鬼平を見始めるのも良いのではないでしょうか。テレビドラマ論であり、それ以上に仕事論でもありました。
東京ポッド許可局でおなじみ、米粒写経のタツオ氏の理屈が良い感じに炸裂しています。辞書が欲しくなる、どころか何冊も欲しくなります。