月舟記録

写真で綴る日々の記憶と記録。

「プアン 友達と呼ばせて」を観に

「バッド・ジーニアス」の監督が、ウォン・カーウァイのプロデュースで製作した作品を観にみなとみらいの映画館キノシネマへ。映画の方はウォン・カーウァイ風味の演出が良かったです。回想場面の手持ちカメラの揺らぎとか、赤い照明のシーンとか、小ネタも。ストーリーも後半のドライブ具合が○。

難病ものとか余命宣告もの映画って正直好きではなくて(人が亡くなることで感情が動かされないはずないじゃん、と思うタイプ)、観ようか迷っていましたが、それだけに終わらなかった脚本がなかなか。ロードムービーは好き。

まあでも、男って勝手ですよねぇ、と思うところあり、男女で意見分かれそうと思いつつも各シーンがいちいちカッコよく、観賞後の気分は爽やかに。

そしてこれを踏まえて8月19日からの「ウォン・カーウァイ4Kレストア特別上映」が個人的メインの目的だったりします。

ツタヤのVHSで観た「恋する惑星」と「天使の涙」を劇場で楽しめる日が来るなんてなぁ、と当時の元カノにうっかり連絡、しないけど。

映画の真似してパイナップル缶詰を食べたり、咥えタバコでバイク乗ったりとか、いま思うと若気が至りまくっていて恥ずかしい限りです。まぁ夏のせいにして、楽しもうと思います。昔ウォン・カーウェイって言ってたよね。みなとみらいのこちら側はなかなか来ないので新鮮に感じます。木陰の石造りのベンチ、横にミニ噴水。涼しくなったら座って読書しにまた来よう。