ソロツーリング中、雨に降られて古い民家の軒先で雨宿り。その家の老婆に梅干しを口移しでもらったという、むかし話のようなエピソードが片岡義男の本の中にあったはず。
また読みたいなと雨続きのころに思い出したのですが、本棚の文庫本を探っても出てこない。
そんな夢を見たのか、いや文体にリアリティはあったのを覚えているし。
リアリティ?自分の経験だったのか。最近昔のことは都合よく思い出したり出さなかったりですし。
気になるけれど、あえて真相まで辿らずこのままでおくのも悪くないな、と思ったり。ポール・オースターの小説みたいに。
(追記)
「幸せは白いTシャツ」に同様のエピソードが見つかりました。後書きで作者が実際にあった出来事として語られています。