バイクに乗ろうと思ったきっかけは1冊の本でした。
「アップル・サイダーと彼女」片岡義男著
オートバイ好きで片岡義男好きというのは、ある意味ベタなところもなきにしもあらずですが、神奈川の片田舎で、ある程度の年頃になると走り屋か暴走族かという周りに違和感を感じていた私には「これだ!」という発見にあふれていました。
90年代の始まりごろ、すでに片岡義男の文庫本は古本屋の棚の一角を占めていました。お小遣いの少ない中学生にはそれがとてもありがたかったのをおぼえています。
赤い背表紙の角川文庫を古本屋で発掘し、米軍基地の開放祭に参加して、並行輸入のスニーカーを買う(当時フットロッカーが出店をしてました)のが楽しみな日々でした。
先日、青空文庫に「彼のオートバイ、彼女の島」が追加されました。
また、片岡義男全著作電子化計画も進んでいます。